![](/images/s.gif)
![168-1.gif](../images/168-1.gif
)
離脱の要領
離脱は曳航の最終段階の操作であるが、比較的に初心者の段階で習うことが多いので、ここで述べておく。
グライダーは、目的の高度と位置に達したとき、曳航機が主翼を振るとか、無線機による合図がある。グライダーは、曳航索の見える位置にあって、「離脱」の呼称で、離脱操作を数回操り返してから、索の離脱を確認する。(3−121図(a))。図の(b)は、曳航索の見える位置ではあるが、このように曳航機の下に下がってはいけない。この位置で索を離脱すると、曳航索の先端がグライダーの一部に巻きつき、大事故の原因となる。
(C)のような位置で、索が見えないままで離脱すると、完全に索が離れたかどうかわからない。そのためには、(a)のように見える位置で、水平よりもやや高めな位置で離脱するのが、いちばん安全である。
また、離脱用レバーとかノブを引くときには、ゆっくりと力いっぱい引くと、離脱器から大きな音が出るので、それによっても判断できる。これに反して、そっと引くと、離脱音が聞きにくく、離脱の判断がつきにくい。
前ページ 目次へ 次ページ
|
![](/images/s.gif)
|